「日本をよくする千葉県民の会」令和6年度総会を開催
- 千葉県民の会 日本をよくする
- 2024年5月8日
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更新日:2024年5月10日

3月23日(土)に「日本をよくする千葉県民の会」令和6年度総会を、モラロジー道徳教育財団れいたくキャンパスプラザのC会議室を会場に開催いたしました。
当日は、雨天のため、参加申込のキャンセルがありましたが、合計26名の方々が参加をされました。
はじめに、中野春雄会長より、開会の挨拶があり、アフターコロナの中で、憲法改正の勉強会や県内駅頭での国旗掲揚キャンペーン、靖国神社昇殿参拝などの行事を行うことができた。5年度の中で忘れがたいことの一つとして、日本ウクライナ文化交流協会を通じて、ホッカイロ義援金活動が出来たことです。そして、千葉県民の会のホームページが公開されたことで、名実ともに対社会的活動になりつつあると思っていると挨拶を締めくくられました。
続いて、阿部孝顧問が議長となり、令和5年度の事業報告と会計決算報告、令和6年度の事業計画と会計予算の議事が審議され、共に承認を頂きました。

最後に、中山理(おさむ)講師(麗澤大学大学院特別教授・前学長)による記念講演、「日本をよくする千葉県民の会 ―私たちは世界に何を発信するのか―」と題して講義がなされました。
日本の国のあり方の特徴として、水戸光圀が「我が君主は天子也、今将軍は我宗室也」私の君主は天皇であり、我将軍は一門のトップ、尊王、敬幕の思想でり、水戸徳川家の家訓である。徳川光圀の精神を受け継いだ徳川斉昭、息子の慶喜は、鳥羽伏見の戦いが起こった際、皇室の祖先神の天照大御神の自己反省の精神を体現する天皇に恭順を示し江戸で謹慎した。皇室は、他人を批判せず、人生のすべてのことを自分の責任として受け入れる姿であり、素晴らしい日本の国柄である。明治天皇は、慶喜を後に公爵を与えている。日本は、国民と武士と天皇の間の大義名分の精神が確立していたから明治維新がなったと思っている。
戦後教育は、天皇と国民の関係性を希薄なものにしようとしている感がある。勤労感謝の日は、父親の勤労に感謝するというイメージがあるが、元もとは宮中の新嘗祭であった。天皇陛下が、その年に取れたお米を神々に捧げて召し上がること、それは、古事記の神代の時代にさかのぼり、天照大神が神に捧げて祈り、天孫降臨の際、天照大神が地上に降る瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に稲を伝え、そして、歴代の天皇が即位した年に大嘗祭(大きな新嘗祭)を行い、全国から集められた米を天照大御神と一緒に召し上がること、天皇としての資格を身に着けられる食の儀式を今も行っているのです。
現代は、食文化が失われ個食、孤食、飽食、崩食の時代である。古代から日本人は食べるということを神聖なものとしてきた。新嘗祭は、食事を儀式化したものである。食事を「頂きます」には、天津地井の神々に感謝し、命の大切さを想像し、生かされているという意味が「頂きます」の中に込められている。新嘗祭という素晴らしい伝統文化を伝えていくことが真の食育である。
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