世界に咲き誇れ日本 ―安倍晋三元総理の志を継承する集い― に参加して
- 千葉県民の会 日本をよくする
- 2023年10月31日
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日本をよくする千葉県民の会
会長 中 野 春 雄
1、はじめに
さる7月8日都内信濃町の「明治記念館」で安倍元首相の死去一年を期しての集いが「世界に咲き誇れ日本―安倍晋三元総理の志を継承する集い―」のテーマのもと開催された。
安倍元総理の死去は、あまりにも劇的であった。令和4年7月8日午前11時半ごろ近鉄大和西大寺駅で、参議院選挙応援のため訪れた際の銃撃事件であった。その場で逮捕された山上徹也(41)の自供によれば、この事件を起こした根本的理由は、旧世界統一教会への母親の多額の寄付により崩壊した自家の恨みをはらすためという、常人には理解不能の理由からであった。いずれにしても、民主主義の根幹を揺るがす事件であり、要人擁護の根本的配慮が問われた事件であった。葬儀は、9月23日午後2時13分より、戦後2例目となる国葬となり、北の丸武道館で内外要人5200人以上の参列となり、また、一般向の献花には、約23000人の人々が訪れた。多くの方々の安倍元総理への哀悼の広さと深さを認識させられた。
2、「集い」について
この集いは、六人の呼びかけ人を中心とする実行委員会によって実現した。一部、二部構成の集いであった。第一部は、会場の明治記念館「富士の間」での集会であった。
式次第
1、 開会(国歌斉唱、黙祷)
2、 映像で偲ぶ安倍元総理
3、 主催者挨拶 櫻井よしこ
4、 来賓ご挨拶 岸田文雄総理
5、 各界からのご挨拶
① 経済安全保障担当大臣 高市早苗
② 台湾安倍晋三友の会代表 陳唐山
③ 筑波大学特任教授、元内閣官房参与 谷口智彦
④ 明治大学法学部客員教授、元内閣官房参与 本田悦朗
6、 ご遺族からのご挨拶 安倍昭惠
7、 若い世代からの表明と映像
8、 閉会挨拶 第五代統合幕僚長 河野克俊
櫻井よしこ氏は、「原稿をしっかりと考えてきたが、ビデオを見ていたら止めよう。今ださめやらぬ追慕の思いを素直に」と涙ながらに。また、高市氏は、「本来、長野が予定であったが、選挙情勢を踏まえ、急遽奈良になったことを、もっと強く奈良への遊説をおことわりすればよかった」と同じく涙ながらに語られた。
岸田首相は、「憲法改正や安定的な皇位継承の方策をはじめ、将来につながる種をまき続けてくださったこと、そして、拉致問題完全解決のご努力をしっかり引き継ぐことを」。
また、「台湾安倍友の会」代表の陳唐山氏は、「台湾有事は、日本有事」と直言した安倍氏に心より感謝している」、とのご発言でした。日台双方で有名な警句となった。昭惠夫人からは、「このような会を開いて頂いたことへの感謝、国連でのスピーチの原稿をしっかり作り、何回も練習していたこと」を愛情深く語って下さった。
河野克俊氏の硫黄島での滑走路に膝まずかれて、地下に眠る多くの兵士に対して、思いがけぬ突如の行動のエピソードが披露され、改めて安倍元総理の根本的に精神構造の基本が、奈辺にあるかを感じさせて頂いた。
3、安倍氏のまいた具体的な種の数々・・・その引き継ぐもの
① 憲法改正・・九条に自衛隊の明記を
② 拉致問題の完全解決を・・痛恨の極み
③ 靖国神社正式参拝を
④ 地球儀を俯瞰する外交等を・TTP、クワット等
4、学んだこと
① 人格(品性)について
・現実主義者
・ぶれない政治家
・大局観、歴史観、国家観がガッチリしている
・日本人の中に眠る自立自尊の武士魂
・民意は天意としての信念
② 私の肚の落ちたもの、気づいたこと
・戦後の日本人・・・
安全保障では、・・アメリカに寄りかかり、
社会保障・・今の世代にツケを回し敗戦のコンプレックス(自虐史観)等
・千葉県民の会
本会も、また創設以来、その目的は「より良い誇ある国づくり」である。改
めて、安倍元総理の思いをしっかりと受け止め、その悲願を実現することを
誓うものである。一言でいえば、「戦後レジュームからの脱却」である。
5、まとめ
① 私たちは、安倍元総理と生を共にした歴史的承認者である。この事件の本質的意味、つ
まり歴史的意味を明らかにする責任がある。その任を果たさなければ私たち一人ひとりの
歴史的責任者の権利を放棄することになる。私達は、この社会的現象の起きた立会人なの
である。
② 人間は、この世に生まれて二つの道が存在する。天命と人命の道である。安倍晋三先生
は、天命に生きた人である。宇宙・自然の現象は、いつも黙示的であるが。
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